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・大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒=当時(13)=が飛び降り自殺した問題で、
死亡した男子生徒は当初、いじめていたとされる同級生らと仲良しで、激しい暴行は夏休み後に
集中していることが5日、関係者への取材でわかった。男子生徒は自殺直前の約1カ月間に
友人関係が急激に悪化する中、ストレスが極度に高まり、自殺に追い込まれた疑いがある。
学校が実施した生徒へのアンケートなどによると、男子生徒は7月ごろから同級生と行動を
共にする姿が目撃されている。夏休みに入ると、同級生宅に外泊したり、一緒にゲームを
したりすることもあった。
しかし、同時期に貯金を数万円単位で下ろし始め、9月末までに12万円以上を引き出して
いたことが発覚。男子生徒の親族は友人宅に連絡を取り、宿泊させないよう頼んでいたという。
アンケートでは、無記名だったものの、暴行現場を直接目撃したという生徒は「2学期が始まって
すぐ、廊下で思い切り肺、おなか、顔を殴ったり、跳び蹴りしていた。一方的だった」と記述。
このほか、「トイレで殴り合いがあった」(記名、伝聞)という指摘もあるなど、この頃から急激に
暴行が本格化し、周囲も異常さを感じるようになった。
9月下旬には教科書が破られたり、口に粘着テープを張られて羽交い締めにされて殴られたり
するなど、いじめは急激にエスカレートしていたという。
中学側は自殺といじめの因果関係は不明とし、「学校の教諭らは、男子生徒や同級生が
仲良しグループだと思っていた。だから、微妙な人間関係の変化に気づけなかった」
としている。
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