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英国から中国に主権が返還されて15年が経過した香港で「中国の国民とは呼ばれたくない」
と考える香港人が急増し、住民の意識に「中国離れ」が進んでいることが最新の世論調査で
相次ぎ明らかになった。
香港大学による6月の調査によると、「返還で中国国民になったことは誇りだ」と答えた
香港市民は37%で、北京五輪があった2008年に比べ13ポイント下落。
半面「誇りに思わない」は08年より10ポイント高い58%となった。
中国の胡錦濤国家主席は1日の香港返還15周年記念式典で、「香港同胞の国家と民族に対する
一体感と感情は日に日に増している」と述べ、中国本土と香港の関係を「血は水より濃い」
と形容した。経済的にも関係が密接になった香港だが、中国本土に対する住民感情は悪化する一方で、
「嫌中派」は確実に増えているようだ。
主催者発表で約40万人が参加した同日の香港市内のデモでは、山東省の盲目の人権活動家、
陳光誠氏が米国へ逃れた事件や湖南省の民主活動家、李旺陽氏が不審死した事件への抗議も
叫ばれ、対中感情の悪化はこうした人権弾圧事件が影響している可能性が高い。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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