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★レバ刺し:販売禁止 焼き肉店では惜しむ声
食中毒防止のため、牛の生レバー(肝臓)の飲食店での提供が1日から禁止された。
「もう食べられないのか」。生レバーを扱う各地の焼き肉店は30日夜、「食べ納め」
の客でにぎわい、親しまれてきた味が姿を消すことを惜しむ声が聞かれた。
午後6時。大阪市天王寺区の焼き肉店「韓八亭 谷九店」のテーブルは次々と埋まっ
ていく。「『生肝』まだありますか?」。「生肝」は1皿850円のレバ刺しで、店の
人気メニュー。この日、訪れた客の大半が注文した。「きょう生レバーが食べられる
か?」という電話も昼過ぎから相次いだという。
「最後にどうしても食べたかった。もう食べられないのは悲しい」。家族3人で店を
訪れた同区の主婦、高垣裕理さん(27)は残念がった。夫の飲食店経営、裕(ゆう)
さん(30)は「妻からせがまれて、きょうは朝から焼き肉と生レバーと決めていた
が、リスクがあるものを規制するのは仕方ない」と諦め顔だった。
メニュー表には「肉の生食には食中毒のリスクがあります」と記されているが、気に
留める客はほとんどいない。テーブルでは「今日で最後だから」「めっちゃ、おいし
い」といった会話が飛び交い、午後8時過ぎには約20食分のレバ刺しが売り切れた。
経営者の安田武博さん(67)は「食中毒のリスクがある以上、提供を一度やめて、
考え直す機会になればいい」と規制に理解を示す。店では6月28日ごろから駆け込み
需要が続いたが、今後は生レバー禁止による売り上げ減も予想される。「他に皆が喜ぶ
ような料理があればいいんだけど、今は思いつかない。今日は生レバーをしっかり売り
切り、明日から新しい気持ちでスタートを切りたい」と話した。【石戸諭】
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