12/06/30 19:27:43.46 ls4+ztt00
AKBに対する不快感の根源はつまるところ「未知のもの」に遭遇した誰もが感じる
一種の違和感が原因なのかもしれない。
かつて、美空ひばりがデビューしたとき、詩人のサトウハチローが新聞紙上で
「化け物、気持ち悪い」と批判したが、そこまで過剰に拒否しなければ魅入られて
しまうことを無意識のうちに恐れていたのかもしれない。
不道徳だがAKBの魅力の一つに一種の「残酷ショー」の側面があると思う。
かつて美空ひばりが「越後獅子の唄」の歌詞に”今日も今日とて親方さんに
芸がまずいと叱られて 撥でぶたれて空見上げれば 泣いているよな昼の月”と
歌ったがそういった日本の芸能の残酷な一面が日本人の琴線に触れてしまうのだろう。
「残酷」というのは同時に快感を引き寄せる効果を持つ。
「シンデレラ」はシンデレラストーリーより継母や義姉の虐待のシーンの方が
多くの人にとって印象的ではないだろうか。(違ったらゴメンナサイ)
AKBにとってメンバーの人気を露わにしてしまう総選挙や過酷なスケジュール、
スキャンダル、ゴシップは大衆の快感を補強する意味しか持たないように思う。
そこでアンチの方に提案するがAKBを潰したいのならこういった「不快感から生じる
快感」という構造を破壊しなければならない。
そうしなければかつて秋元康が言っていた「アンチは無料の営業マン」以上の
役割を担うことは難しいであろう。