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大阪市は27日、東日本大震災で発生した岩手県のがれき受け入れ予定地の大阪湾の人工島・夢洲が
ある此花区で、初めての住民説明会を開き、橋下徹市長が出席して「被災地復興のために協力したい」
と理解を求めた。
説明会には約200人の区民が参加。質疑応答では、住民側から「埋め立てで(周辺)地価が下がる
可能性もある」と風評被害への懸念や、「長期的には健康に影響が出るのでは」と心配する声が出た。
橋下市長は「(風評には)しっかり説明していくことに尽きる」と答え、健康への影響には
「日常生活でも放射線は浴びている。その範囲内だ。計測を繰り返し、異常値が出たら、受け入れを
やめる」と強調。「市には埋め立て処分場は此花区にしかない。被災地を円滑にサポートするため運搬、
焼却、処分を一体的に進めたい」と協力を求めた。
住民説明会は7月2、4両日にもあり、市は同区民以外の一般向け説明会も検討している。
計画で市は、震災がれきを市内の焼却施設で灰にした後、夢洲の「北港処分地」(73ヘクタール)で
今年度から2年間で計約3万6000トンを埋め立てる。現在の地表面に放射性物質を吸着する鉱物
「ゼオライト」などを敷き詰めて、がれきを投入。その上に飛散防止用の土砂を敷き、再びがれきを
積んで最後に土砂などで覆う。
環境省によると、震災がれきは1都6県ですでに受け入れが始まっており、大阪市のほか北九州市など
が準備を進めている。
▽読売新聞
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