12/06/27 16:32:38.31 O48/d9WzO
>>47
■「生活保護費が社会保障財政を圧迫している」と言う人がいるが…
▼過剰な反応。『社会保障給付費100兆円のうち、生活保護費は、たった3%の3兆円と多くない』。
なぜなら、そもそも生活保護費を単独で見て「3兆円にも増えた」と批判することがおかしい。
他の制度で救済していたら、別の名目からの支出になっているから、全体の救済費として見れば、異常に増えたとは言えない。
『他の制度で救済されてこなかったツケが、生活保護に回っているだけ』。
それ以外のセーフティーネットが、きちんと機能していれば、そこで止まって救済されている。
本来やるべき「他の政策での救済」をして来なかった《政策の貧困》が、生活保護費を増やしている。
票にならないからと色んな弱者救済をせずに、他のセーフティーネットをきちんと充実させてこなかった、政治のツケが、今の状況に現れている。
『このツケを、「生活保護受給者のせい」「生活保護バッシング」にするのは、論点すり替え』。
また、たとえ生活保護費が減っても、他のセーフティーネット構築のためにお金が必要だから、
全体としての社会保障費は減らない可能性があることは、理解しておく必要がある。
▼一方、医療費と年金の1年間の増加分3.4兆円だけで、生活保護費より多い。
▽医療費…+1.2兆円(2009年度) ▽年金給付…+2.2兆円(2009年度)
▽社会保障給付費(年金給付、医療サービス給付、介護サービス給付、失業給付など)…約100兆円(2009年度)