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>>43 >卵子冷凍保存で代理母に出産してもらう。
■体外受精児を追跡調査へ 人工操作加えるほど体重増
体外受精で生まれた赤ちゃんの体重は、凍結保存など人工的な操作を加えるほど重くなることが、厚生労働省研究班の調査でわかった。
遺伝子の働きを調整する仕組みに異常が出ている可能性もあり、将来、がんなどのリスクが高くならないか、15年間、数千人を対象に健康影響を調べていくことにしている。
研究班(主任研究者=吉村泰典・慶応大教授)は2007~08年度に、体外受精により正常な週数で生まれた赤ちゃん約2万7千人の出生時の体重を調べた。
その結果、
受精卵をそのまま子宮に戻した場合は平均3003グラムだったが、
受精卵を胚盤胞(はいばんほう)という段階まで体外で培養すると3025グラム、
凍結保存すると3070グラム、
体外で培養し、凍結保存した後に戻した場合は3108グラムと、
受精卵に操作を加えるほど重くなっていた。
凍結保存した場合は、正常な週数で生まれた平均体重3060グラムよりも重く、いずれも統計的に有意な差があった。
これらの操作は、妊娠率を高めるために行われるようになった。
この10年、生殖医療で生まれた子どもは遺伝子の働きを調整する仕組みに異常が出る
「ゲノムインプリンティング異常症」を発症する頻度が高いという報告が相次いでいる。
その一つに過剰な成長をもたらし、胎児性腫瘍(しゅよう)につながる先天異常(BWS)がある。
BWSは約1万人に1人の割合で発症。
米ではBWSと診断された65人中3人(5%)、
英では149人中6人(4%)
が生殖医療で生まれたとの報告もあり、
新生児全体の中で生殖医療で生まれた割合の1%より高かった。がんや生活習慣病との関連も指摘されている。
国内の体外受精児は年間約2万7千人と、赤ちゃんの40人に1人を占める。
排卵誘発剤により多くの卵子が採れた場合、使わなかった受精卵は凍結保存しておくことが多い。
吉村教授は「これだけの体重差は、何らかの疾患が影響を与えている疑いが否定できず、原因を解明したい」と話す。(岡崎明子)
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生殖医療で加えた操作と体重
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