12/06/25 18:53:54.10 0
・ニコニコ動画改めniconico―。2012年5月1日、ドワンゴが企画・開発し、ニワンゴが提供する
動画配信・共有サービス「ニコニコ動画」の次期バージョン「Zero」がスタートした。大幅に視聴
ページのユーザーインタフェースを作り変え、サービス開始以来の総称だった「ニコニコ動画」を
「niconico」に変更するなど、同社にとって2006年のサービス開始以来の大掛かりなバージョン
アップとなった。当初「Zero」は有料の「ニコニコプレミアム会員」限定のサービスとなるが、
いずれは一般の登録会員にも展開する。
こうした大掛かりなバージョンアップの背景には何があったのか。
ニコニコ動画に関する数字を見ていくと、それらが浮かび上がってくる。
ドワンゴの従業員数は単独で565人、連結では1065人で、平均年齢は31.2歳と“若い”企業である
(2012年6月15日現在)。東証一部上場企業である同社の2012年9月期第2四半期の連結業績
(2011年10月1日~2011年3月31日)は、売上高182億9300万円、営業利益8億2700万円、四半期
純利益は4億8400万円と堅調。内訳をみると、業績が急上昇しているのがニコニコの各サービスを
含むポータル事業である。同セグメントの売上高は65億9500万円で対前年同期比45.2%増だ。
有料の「ニコニコプレミアム会員」の増加などが貢献しているという。
このプレミアム会員を含めた登録会員数は2011年12月末には2500万人を突破。その後も伸び続け、
2012年3月末時点で2648万人、4月末時点では2725万人だ。前述のようにこれらの数字は国外の
会員を含めたものである。同社は国内のみの会員数数を公表していないが、同社によると
2725万人のほとんどは国内の会員と考えてよいという。
約2700万人とすると、この規模感は国内携帯電話事業者3位のソフトバンクモバイルや、
大手量販店であるヤマダ電機のポイントカード会員数などに匹敵する。例えばソフトバンク
モバイルの加入数は2012年5月末時点で2947万9800件。(>>2-10につづく)
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)