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ＳＭＢＣ日興証券（旧日興コーディアル証券）が担当した株式公開買い付け（ＴＯＢ）をめぐり、
インサイダー取引をしたとして、横浜地検は２５日、金融商品取引法違反の疑いで同社の
元執行役員吉岡宏芳容疑者（５０）ら４人を逮捕した。
大手証券会社の執行役員が、インサイダー取引で刑事責任を問われるのは初めてとみられる。
横浜地検は２５日、関係先を家宅捜索した。
逮捕容疑は元執行役員が担当していた物流会社（川崎市）のＴＯＢの未公表情報を知人の
金融会社社長に教えた疑い。
捜査関係者によると、社長は知人名義の口座を通じて株を買い付け、発表後に売却し利益を得たという。
元執行役員は２００９年１０月、三井住友銀行から当時の日興コーディアル証券に出向。今年３月に
ＳＭＢＣ日興証券人事部付となった。５月に出向解除となり、三井住友銀行から懲戒解雇された。
証券取引等監視委員会が昨年、金融商品取引法違反容疑で元執行役員宅などを強制調査していた。
ソース
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