12/06/23 13:18:51.44 0
救命シェルターを設計する際には、コストが最も大きな課題となる。
セラーノ氏は、STATIMが一定の生産規模に達した時点で、この50人乗りのポッドを1,800ドル前後で販売することを目指しているという。
最初にいちばん大事なことを説明しておこう。大災害の時には、災害の第一波を確実かつ
安全に切り抜ける必要がある。食料貯蔵や清潔な水の確保を心配する前にだ。
しかし、おそれないで欲しい。次に大きな津波が襲ってきたときにはこの「STATIM」ポッドが役立つかもしれない。
「STATIM」はモジュール式のポッドで、内部への水の侵入を防ぎ、洪水の際には水に浮かぶようになっている。
STATIMとは「Storm Tornado Tsunami Interconnected Modules」(嵐・暴風・津波相互接続モジュール)の略語で、
これを開発したのは、Brahman Industries社のミゲル・セラーノ。STATIMは津波の驚異的な力に耐えられるよう設計されており、
最悪な事態を免れた人々にその後も生き残るチャンスを提供する。
Brahman Industries社内では「内陸用救命ボート(inland lifeboats)」とも呼ばれているこのポッドには、
ボート自体に浮力があり、転覆から自動復元する仕組みもある。また、使われている技術は高度なものではなく、
維持や建造が容易にできるため、広範に設置することが可能。
同社は洪水多発地域にこれらのポッドを設置する予定で、洪水警報が鳴った際に危険にさらされた人々が
逃げ込めるようにしたいと考えている。ポッド内部は50人までが座席を確保できるようになっている。
「われわれは優先度の高いニーズを満たすためにローテクなアプローチで取り組んでいる」とセラーノ氏は話す。
セラーノ氏は、STATIMが一定の生産規模に達した時点で、この50人乗りのポッドを1,800ドル前後で販売することを目指しているという。
URLリンク(wired.jp)
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