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違法ダウンロードの刑事罰化、弁護士の見解は
弁護士ドットコム 6月24日(日)7時15分配信
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
刑罰化賛成派
「言論、表現の自由などを犯さないための慎重な配慮の上で、刑事罰も導入すべきであると思われます。そうしなければ、著作権保護が、全うされないと思われます。」(居林次雄弁護士)
「違法ダウンロードの刑事罰化に賛成します。民事上の責任追及のみでは、保護に限界があります。特に不特定多数により侵害されやすい著作権と言う権利の性質上、損害賠償請求だけでは十分な保護が出来ません。」(岡田晃朝弁護士)
「著作権の尊重、保護を十分に全うするには、ダウンロードの場面から規制していくことがやはり、重要であり、効果的でもあると思います。施行までに十分な周知期間、周知措置が取られるならば、やむを得ないことではないかと思います。」(比護望弁護士)
反対派
「インターネットを使っている国民の大多数を警察がいつでも犯罪者にできてしまう立法だと思います。
もちろん、警察が違法ダウンロードをした国民を全員逮捕するわけはありませんが、別件の嫌疑をかけている被疑者を、
この違法ダウンロードを理由に逮捕して別件について取り調べるなど、警察が恣意的に捜査権を行使する余地を大幅に広げる、危険な法改正だと思います。」(秋山直人弁護士)
「難しい問題ですが、違法にアップロードされたデータをダウンロードするという特定の個人の行為を切り出してみると、その行為が著作権を侵害することは否定できないとしても、その侵害の程度は極めて小さいはずです。
そのような行為を刑事罰という強烈な規制によって制約しようとすることに大きな疑問があります。」(馬場龍行弁護士)
「刑罰の対象とする必要があるのか疑問です。民間と民間との間の問題は、本来であれば民事事件として当事者間で解決をしてもらえばよいのであり、国が刑罰を持ち出して介入する必要はありません。
実際には犯罪となり得るすべての違法ダウンロードを取締まることは現実的ではありませんから、結局は捜査機関による恣意的な取締りを許すことも予想されます。」(加藤英典弁護士)