12/06/21 19:12:46.92 djrsG/C20
サディズムというと、SMプレイ等と称して、夜の営みに変化を付けるスパイス程度のもの
と思っている人がいる。そんな甘いものではない。太平洋戦争末期、東京、名古屋、大阪が
大規模空襲に合い、広島、長崎には原爆を落とされ、日本の主要都市は灰燼に帰した。
あの焼け野原こそ、サディズムの究極の姿だ。
18世紀のヨーロッパでは、貴族は馬車を駆って貧乏人を轢き殺し、大衆を貧しくし、
たまに美しい娘があれば、誘惑して堕落させ、娼窟に投げ捨てた。逆らう奴は、鞭打ち、
縛り首だ。搾取、破壊、殺害、傷害、絶対支配、これこそがサディズムだ。それでもまだ、
同じ民族であれば、少しは優しくなれる。坊さんは慰めてくれるし、有能そうな若者は
家来になれと勧められる。世継ぎがいなくなれば、妾や娼婦に産ませた子供であっても、
鉦や太鼓を叩いて探し出し、文武百官にて賑々しく迎えられる。どんな反逆者でも、
涙を流して悔いれば許して貰えるという、甘い一面もある。
これが、他の人種が相手となると、過酷さは増す。19世紀のアメリカ南部では、黒人は、
ただ単なる労働力、商品、すなわち交換可能な部品としてしか見られなかった。そこでは、
刑罰ではなく、気晴らしの為の鞭打ちが行われた。農園主は奴隷娘を犯すが、できた子供は
奴隷としてよそへ売り飛ばした。父親は、息子に愛着を持たない。性欲を満たした上、
奴隷の数を増やせて一石二鳥くらいにしか思わない。自分の血を引く息子でも、異人に産ませた
子供には愛着が湧かないのだ。