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【選挙制度改革】民意歪める「中小政党枠」 投票価値の平等に反する
民主党が国会に提出した比例代表の「一部連用制」は、選挙区の議席数が35未満の政党のみが
連用制の議席配分の権利を有しており、事実上の「中小政党増加枠」に他ならない。
今後の政権運営で公明党の協力を取り付けるため、同党に配慮した結果、複雑で矛盾を
はらんだ制度となった。
得票数に応じて議席を配分する比例代表制の趣旨にそぐわないだけでなく、「投票価値の平等」に
大きく反している。(小田博士、水内茂幸)
「公明党のこれまでの獲得議席数を踏まえ、さまざまなシミュレーションをした」
民主党幹部は「連用制」を一部導入した法案について、「公明党対策」で練り上げたことを認めた。
同法案では各政党が選挙区で得た議席分だけ比例代表の議席が減る。民主、自民の二大政党は
どちらが大敗しようと選挙区の議席数が35を下回ることは考えられず、連用制の議席は得られ
ない。有権者が投じた比例代表票が民主、自民両党だった場合は、並立制で1回カウントされるだけ
だが公明党以下の中小政党に投票すると、並立制と連用制で2回カウントされる。
過去3回の総選挙の結果から試算すると、公明党は比例代表だけで安定して約30議席を獲得
できる。比例代表の総定数を40削減しても、公明党の議席数が自動的に増加するように工夫
したというわけだ。
>>2あたりにつづく
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