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米ハーバード大など世界の有力大学が採用する大学入学資格「国際バカロレア(IB)」が、日本語でも取得できる見通しとなった。
国際バカロレア機構(本部・スイス)が18日、文部科学省に通知した。同省は具体的な実施に向け検討に入る。
IBの教育プログラムは、知識の習得だけでなく、討論を通じた問題解決力の育成を重視するのが特徴。
現在、公式言語である英語、フランス語、スペイン語のほか、ドイツ語や中国語でも一部科目が実施でき、
実現すれば日本語は6番目の使用言語となる。
日本から海外の大学に進学するには、一般に国ごとに異なる統一試験などを受ける必要があるが、
IBのプログラムを修了して世界一斉に行われる共通試験にパスすれば約2000大学の選考を受けられる。
IBが日本語で実施されれば、日本からの海外留学が促進されると期待されている。
指導者の研修や採点官の養成も日本語で行う。ただし、留学先での英語力を担保するため、一部の授業や試験は英語で実施する。
(2012年6月19日03時02分 読売新聞)
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