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焦点/仮設 お寒い冬対策/被災3県、改修取り組み格差
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の仮設住宅で、風除室や手すり、スロープの設置など住宅改良への取り組みに、県によって差が出ている。
特に宮城で対応の遅れが目立つ。冬を前に被災者からは寒さ対策を求める声も強まっている。
◎二重窓や断熱材、遅れ顕著/宮城
<全団地を調査>
厚生労働省が実施した居住環境に関する調査で明らかになった。調査は8月、仮設住宅を設置している3県の全50市町村(全900団地)と、
入居している計約2000世帯を対象に実施した。
改良工事(予定も含む)のうち、風雨を避けるため玄関先を囲う風除室を設置した団地は福島136(82.4%)、岩手94(28.9%)に対し、宮城7(1.7%)だった。
「窓の二重ガラス化」は岩手139(42.8%)、福島19(11.5%)だが、宮城はゼロ。
「暑さ・寒さ対策としての断熱材追加」も宮城はゼロで、岩手93(28.6%)や福島12(7.3%)と比べ対応が進んでいない。
手すりやスロープの追加設置は福島84(50.9%)、岩手116(35.7%)、宮城18(4.4%)だった。
<復興相が苦言>
入居世帯に対する調査では「玄関を開けると雨や風が入り込む」「収納スペースがない・狭い」「風呂の追いだき機能がほしい」などの改善を求める意見が多かった。
調査結果は9月末に開かれた政府のプロジェクトチームの会合で公表され、
平野達男復興対策担当相は「自治体が動かなければ進まない。主体性を持ってやってもらいたい」と苦言を呈した。
<被災者も心配>