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SF作家の山本弘氏が会長を務め、『トンデモ本の世界』シリーズの刊行でも知られる「と学会」が
毎年選定している「日本トンデモ本大賞」の第21回の大賞が『本当かデマか 3・11[人工地震説の根拠]衝撃検証』に決定した。
同賞は、前年度に国内で発表された書籍の中から、年間最大のトンデモ本を選ぶというもので、1992年に
第1回が行われ今年で第21回目となる。今回は6月9日(土)に東京・新宿ロフトプラスワンで行われた
イベント内で投票が行われ、ニコニコ生放送でも中継と投票が行われた。
投票の結果、4作品あるノミネート作の中から、泉パウロ『本当かデマか 3・11[人工地震説の根拠]衝撃検証』
(ヒカルランド)が大賞に選ばれた。
同書において著者は東日本大震災はフリーメーソンが起こした人工地震であると主張しており、それを裏付けるという
証拠のひとつとして、震災後に多く流れたAC(公共広告機構)のCMをあげている。ACとは「アンチキリスト」であり、
「ポポポポーン」というフレーズの「ポ」はポロニウムの略で、4回の「ポ」は4基の原子炉建屋の破壊を意味して
いるということだ。
著者の泉パウロ氏は純福音立川教会の牧師で、『3・11 人工地震でなぜ日本は狙われたか(1)・(2)』という書籍も
刊行している。
前年度は同賞20周年ということで、「トンデモ本大賞」ベスト・オブ・ベストとして、副島隆彦『人類の月面着陸は
無かったろう論』(徳間書店)が選ばれている。これからも次の10年、20年と、世の中の常識を揺さぶるトンデモ本の
登場に期待したい。
ソース:URLリンク(news.ameba.jp)