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廿日市市原の市保養施設アルカディア・ビレッジの指定管理者が事業不振を理由に
今月末での撤退を申し出ていたことが１３日、分かった。市は現時点で引き継ぐ
事業者を確保できておらず、現管理者が９月下旬まで運営した後は休館になる見通し。同日の市議会一般質問で答えた。
同施設は１９９８年に開館。宿泊施設や浴場、レストランを備える。２００６年度から
指定管理者制度を導入し、０９年度からビル・施設管理のケントク中国支社（広島市南区）が
運営している。契約期間は１４年３月末までの５年間で、指定管理料は計６４６８万円。現在の従業員は２７人。
市によると、同社の事業計画は５年間で利用者数を０７年度実績から１７％増やす想定。
しかし、周辺に温浴施設ができた影響などで、１１年度の利用者数は８万１５２１人と０７年度の
１１万２４１０人を下回った。今年１月に同社から赤字を理由に撤退の申し出があり、市は指定を取り消す方向で調整している。
一般質問では市議が市の方針を質問。市は「時代に応じた有効活用を考えたい」とし、
規模縮小や利用目的の変更も検討する考えを示した。
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