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自民党と公明党が今国会への提出を検討している音楽や動画の海賊版ファイルのダウンロードを
罰則化する著作権法修正案について、「インターネットユーザー協会」が13日、東京・永田町の衆院議員会館で
反対のための勉強会を開いた。与野党議員や弁護士、一般市民ら約50人が参加した。
協会代表理事でジャーナリストの津田大介さんが「海賊版ダウンロードは、2年前に違法となったが、
罰則化は見送られてきた。ちゃんとした議論も無く、レコード協会など権利者団体のロビー活動で決まろうとしている」と批判。
参加者からは、海賊版ファイルをダウンロードした場合、懲役2年以下、200万円以下の罰金を
ユーザーに科すとする法案に対し、「違法ダウンロードの中心と考えられる子どもたちが摘発される可能性がある」、
「議論が拙速すぎる」、「不正アクセス禁止法など他の法律と比べても罰則が重すぎる」などの
問題点が上げられた。日本弁護士連合会も反対の会長声明を出していることなども紹介された。
罰則化法案は、15日の衆院文部科学委員会で、自公両党から提出される見込み。
政府が提出している著作権法改正案に盛り込む形で同委で採決された後、
続く衆院本会議でも採決される見通しだ。(木村尚貴)
2012年6月13日21時11分
URLリンク(www.asahi.com)