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東京電力は13日、福島第1原発2号機の原子炉建屋内部をロボットを使って調査し、
5階の原子炉の真上にあたるコンクリート床付近で、毎時880ミリシーベルトの放射線量を計測したと発表した。
作業員の5年間の被曝線量上限にあたる100ミリシーベルトに約7分間で達する値で、
東電は「5階に人が立ち入っての作業は困難」とみている。建屋内に目立った損傷はなかったという。
国産の災害対策支援ロボット「クインス」の改良型が、5階まで自走して測定した。
今回、最高値を計測した場所のコンクリート床の厚さは約2メートルで、格納容器の上端から約3.5メートル離れているという。
約4時間にわたる調査で、ロボットの被曝(ひばく)線量は505.6ミリシーベルトで、
作業員9人の被曝線量は最大で3.95ミリシーベルトだった。
産経新聞 2012.6.13 20:07
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