12/06/13 12:07:13.27 NmpS5mYOO
>>454
★生活保護と国民年金の支給額を比べるのは、見当違いも甚だしい
勘違いが多いが、『そもそも国民年金は、最低生活費としての金額でもないし、所得保障制度でもない』。
▽生活保護制度…支給額は、最低生活費。社会保障制度の位置付けは、扶助(最後のセーフティーネット)
▽国民年金保険…支給額は、最低生活費や定年所得保障ではなく、長生きリスクの保険。社会保障の位置付けは、社会保険
■国民年金を受給していても、生活保護は受給可能。この時点で比較は意味を成さない。
因みに、タイムラグ無しで移行できる《国民全員の所得比例年金(二階部分の厚生年金)化》に反対しているのは、自民党。
■保険は「リスクの備え」
『国民年金保険は、制度創設当初から65歳支給』なのをご存じだろうか?
平均寿命が63~64歳だった時代(昭和30年代前半)に、平均寿命を超える支給開始年齢を実現していた。
なぜなら、『年金“保険”はその名の通り「長寿リスクに備えた保険」であり、「定年所得保障制度」ではない』。
■目的と位置付けが違う…生活保護は扶助、国民年金は社会保険
◆日本の社会保障の大まかな分類
「社会保険」→「社会福祉」→「扶助」
▽『日本の社会保障の特徴…「社会保険」と「扶助」にウエイトが偏重し、「社会福祉」の層がスカスカ。
理由は、本人にその起因と責任があるとする「自助第一」の自己責任思想から』
▽扶助…「最後の砦」。憲法第25条が保障する権利に基づき施行されている、生活保護法
▽社会保険…「保険料と税によって運営」。日本では、年金・国保・介護保険などがこれに該当
社会保険は、会員制クラブのようなもの。保険料を支払えなくなったら、そこからは落ちてしまう。
▽社会福祉…クッション。トランポリンみたいに「落ちた人を労働市場に戻す」機能
ここがスカスカだと、「社会保険」から排除された際に、一気に「扶助=生活保護」まで滑落してしまう。
なぜ「非正規の、社会保険や雇用保険の加入条件緩和、厚生年金化が必要」なのか解る。
『また、生活保護から抜けたり入れないと、いきなり「自立」を求められ、《その「自立」が「自爆(死)」を生む》と解る』。