12/06/11 05:35:17.18 0
>>1の続き
「生活保護を個人の権利のように考えると、親に対する扶養義務が無視され、生活保護を受ける人が激増して、財政的な問題が生じます。
その結果、河本さんのような問題が起こると“厳格に運用すべし”という議論が出てくる」
小林さんによれば、いまの日本の生活保護制度は「コミュニタリズム」に基づいているという。
いろいろなコミュニティーがあり、家族の上に自治体があり、国家がある。まずは家族というコミュニティーで扶養しましょう。
それが無理なら自治体と国家が面倒を見ましょうというシステムだ。
「このシステムの中に、“もらえるものはもらっておこう”という自己中心的な考え方がはいってきてしまうと、
制度自体が破綻して、本当に困っている人がもらえなくなって悲惨な状況になる。
この制度を支えるのは人々のモラルなので、そのことを多くの人に自覚してほしいと思います」(小林さん)
以上