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“大飯原発”原子炉直下に断層!大惨事の危険性も
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2012.06.07 夕刊フジ
再稼働問題で注目される関西電力大飯原発(福井県)は、何と立地が「不適格」だったかもしれない。
専門家が研究で、敷地内を走る軟弱な断層(破砕帯)が近くの活断層と連動して動けば地表がずれる可能性があると指摘。
原子炉直下の破砕帯が動いて地表がずれると、安全上重要な設備を損傷させる恐れがあるというのだ。
分析結果をまとめたのは、東洋大の渡辺満久教授(変動地形学)と、名古屋大の鈴木康弘教授(同)。
渡辺氏は「原子炉直下を通る破砕帯もあり、早急に現地調査すべきだ」としている。
現地調査で安全をおびやかす危険個所が確認されれば、原発の立地場所として不適格となる可能性もある。
渡辺氏らが指摘したのは「F-6断層」と呼ばれる破砕帯。1985年に関電が国に提出した大飯3、4号機の増設申請書では、
F-6断層は1、2号機と3、4号機の間の地下をほぼ南北に走っている。