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低線量の放射線被曝が健康に良い影響があるという疫学調査の結果は、
こう考えれば説明される。
細胞実験によれば、哺乳類動物細胞の場合、
【一括照射】だと、全細胞が死亡する線量でも、
【分割照射(つまり、5回とかに分けて照射)】だと、細胞が生き残る率が高くなる。
面白いことに、癌細胞の場合は、一括照射でも分割照射でも死亡率は変わらない。
人間の細胞は日常的に化学物質や活性酸素により損傷を受けており、その中から癌になるものが出る。
今日本人の約半数が癌になる。それほど放射線以外の癌の原因は多い。
それに比べれば、福島原発事故で放出された放射性物質による放射線被曝で癌が発生する可能性は、
あったとしても二桁も三桁も低い。
低レベルの放射線を反復して浴びると、正常な細胞は損傷を受けても修復されるが、
体内に潜伏する微少なガン細胞は、損傷が修復されずに蓄積して死ぬ。
そのため、化学物質や活性酸素や放射線により発生した癌細胞が高い割合で死に、
癌による死亡率が減るのである。
また癌細胞だけでなく、損傷が蓄積した老化した細胞も若い細胞より放射線に弱いので、
放射線を浴びると老化した細胞が多く死に、それを補うために細胞分裂が起きて、
組織や体が若返る。
人間集団においても、疫病が流行ると体力がない老人が多く死に、
減少した人口を補うために子供がたくさん生まれて集団が若返る。
それと似た現象。
ラジウム温泉などの効用もこうして説明される。