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韓国のソウル大教授が学術誌に投稿した幹細胞研究の論文14本に捏造(ねつぞう)の疑いが浮上し波紋を呼んでいる。
教授は「単純ミス」と釈明しているが、事態を重く見た同大は5月30日に調査委員会を設置、真相の究明に乗り出した。
韓国では2005年、ノーベル賞も期待されていた別のソウル大教授が発表した胚性幹細胞(ES細胞)関連論文で捏造が発覚、
社会に衝撃を与えた。同じ大学で同分野の論文が問題となっていることから、韓国メディアは「悪夢の再来か」などと報じている。
論文の著者は獣医学部の姜秀庚教授(46)。疑惑のきっかけは、5月8日、
姜教授の論文を掲載した10の学術誌に一斉に送られた匿名情報。
06年から今年にかけて発表された14本の論文で、同じ写真を画像データの明るさを変えたり
左右を逆にしたりして、不正に流用しているなどと指摘した。
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