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福島県須賀川市教委は、小中学校の水泳の授業でプールで泳がなくても成績評価を不利にしない措置を
取ることを決めた。福島第1原発事故による校内プールの放射能汚染を気にして入りたがらない児童、
生徒に配慮した。
学習指導要領は中学生の場合、2年間でクロールか平泳ぎを含む2種目の実技の習得を必修とし、
水泳場の確保が困難なときは水泳事故防止の心得を学べば実技を省くことができるとしている。
市教委は被ばくを心配して実技を敬遠する児童、生徒がいれば「水泳場の確保が困難な場合」に当たるとみなす。
体調不良やけがで見学する児童、生徒と同じ扱いにし、陸上での泳法の練習や実技をする生徒のサポートなどを
課題にして評価する。授業の手法や対象生徒の確認方法は各校が判断する。
市内では小学校17校(分校含む)の約半数、中学校10校のうち8校がプールで水泳授業を実施する方向で準備を
進めており、残りの学校は「検討中」としている。
文部科学省は4月、プールサイドなどの線量が毎時1マイクロシーベルトを下回れば、水泳授業ができるとする指針を示した。
須賀川市の小中学校でプール周辺の線量が1マイクロシーベルトを超えているのは計7校。最高値は小学校のシャワーの
排水溝で測定された毎時2.65マイクロシーベルトで、市は除染作業を進めている。
子の被ばくに対する保護者の不安は根強く、一部の親から「除染しても心配」という声が上がっている。
市教委は「実技をしない児童、生徒は見学者としての取り組みで評価する。内申点を気にして無理にプールに入る
必要はない」と話している。
河北新報 東北のニュース/水泳授業 泳がなくても可 放射能不安に配慮 須賀川教委
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