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6月1日(ブルームバーグ):スペインのデギンドス経済・競争力相は、ユーロの命運はイタリアとスペインにかかっているとの認識を示した。
デギンドス経済相は5月31日にスペインのシッチェスで開かれた会合で、「ユーロの命運は今後数週間のスペインとイタリアにかかっている」と述べ、
「われわれが瀬戸際に立たされているかどうかは分からないが、極めて困難な状況にある」と語った。
ユーロ圏は危機を克服するためにさらなる統合を必要としている。同経済相は今後数週間以内に預金保険基金や銀行監督の統合に関する
「シグナル」が出されるのを期待していると述べ、「バンキング・ユニオン」に向かう必要性で「われわれ全員が合意している」と付け加えた。
スペインの借り入れコストは今週、ドイツとの比較でユーロ導入後最高の水準に達した。スペインの10年物国債利回りはギリシャとアイルランド、
ポルトガルが救済申請を余儀なくされた水準の7%に迫っている。国際通貨基金(IMF)はスペイン向け金融支援を準備していないとしているが、
3月の同国からの資本純流出は662億ユーロ(約6兆4200億円)に上ったことがスペイン銀行(中央銀行)のデータで分かっている。
IMFのラガルド専務理事は5月31日にワシントンでスペインのサエンスデサンタマリア副首相と会談した後、
IMFがスペインへの「金融支援に関していかなる作業も行っていない」と言明。デギンドス経済相も同日、
IMFの欧州部門が金融支援計画の検討を開始したとの米紙ウォールストリート・ジャーナルの報道を否定した。
原題:Spain’s de Guindos Says Future of Euro at Stake in Spain,Italy(抜粋)
ブルームバーグ 更新日時: 2012/06/01 09:47 JST
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)