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★次長課長の河本準一、母親の生活保護問題の本質
「息子は年収5000万円なのに、親を扶養しないなんてけしからんという、倫理的な問題」ではなく、
「日本の社会保障制度が、《個人単位》ではなく、自民党政策である《家庭(扶養)を通す世帯単位》であり、その間違った前提が限界に達している」ということ。
■そもそも、何が問題なのか?
▽世界の「自助」=「個人単位」。個人が困窮していれば、家族・世帯の状況にかかわらず救済
▽日本の「自助」=「家庭(扶養)を通す世帯単位」。「先ずは家族で」なんとかしなさい。家族みんなが困窮したら救済
これが行き詰まった結果が、高齢者の生活保護増加や、小泉政権時に子供のいる世帯の生活保護は急増したが、その子供への対処は放置など。
「先ずは家族(扶養)で」「自助第一」主義の自民党政策では、解決できない。
行政サービスは、住民票=「家庭を通す世帯単位で、家族の一員として」を基に行なわれる。
『「家族の一員として」ではなく、「個人として」、行政サービスを受けられるような社会にするべき』。
■倫理的な問題?
そもそも、社会保障制度とは、「家族制度から個人を切り離して社会全体で面倒見ましょう」=「世帯単位→個人単位で救済」という趣旨で作られている。
だから、「儲かってるのに親に仕送りしない奴はけしからん」という、しょうもない理由で倫理的に云々いうのは、矛盾している。
■「家庭(扶養)を通す世帯単位」前提の社会保障は限界
これから先、高齢化が一層進む中で、現在の曖昧なシステムのままでは、親族はもちろん、国にも頼れないという、《扶養難民》が大量に生み出されるだろう。
そういう本質に目を向けず、芸人一人を吊るしあげて「僕たち私たち、一生懸命仕事してます!」
と言ってる自民党のセンセイがたは、つくづく時間を持て余しておられるようだ。
芸人叩きSMショーはもういいから、高給取りのセンセイがたは、キッチリ給料分の仕事をしていただきたい。
■参考
◆自民党議員は芸人叩きやってる暇があったら社会保障の抜本改革を今すぐやれ(城繁幸) URLリンク(blogos.com)