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大阪市特別顧問の古賀氏は次のように説明します。
「きのうの段階で政府は絶対(大飯原発を)動かすことがはっきりしたので新しい段階に入った。
あれこれ言い訳するのは潔くない。それよりはここで一回整理をして次の戦いに入っていこうと」(大阪市特別顧問 古賀茂明氏)
政府の試算で、大飯原発が再稼働しなければ電力が14.9%不足するという関電管内。
原子炉2基をフル出力させるには6週間かかるため、夏の電力需要のピークに間に合わせるには今がギリギリのタイミングという事情もあります。
「『安全は万全なものではない、不十分だ』と政府に認めさせる。そういうものならば再稼働はフル稼働はあり得ない。
どうしても足りない夏の間だけだと。9月には止めるんですねというところになんとか持っていきたい」(大阪市特別顧問 古賀茂明氏)
30日に開かれた関西広域連合の会合。関係者によりますと、非公開の部分で齋藤官房副長官から次のような発言があったといいます。
「もう決めます」(齋藤勁官房副長官)
「再稼働を決めるということか?」(出席者)
「そう理解していただいて結構です」(齋藤勁官房副長官)
出席者はこのやりとりで“政府が大飯原発の再稼働に向けて押し切ろうとしている”と判断。これまで再稼働に反対してきた関西広域連合でしたが、
結局「限定的」という表現を使って、政府が適切に再稼働を判断するよう求める声明を発表しました。
「あくまでも暫定的、限定的。臨時的再稼働はやむをえないと言う方が気持ち的には近い」(滋賀県 嘉田由紀子知事)
「積極的な判断はこの(声明)中ではしていない。(夏の)需給をにらんだ暫定的、限定的な稼働」(京都府 山田啓二知事) (抜粋)
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