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皇室まめ知識
宮中祭祀とは
◇現在行われている祭祀
宮中祭祀は天皇自ら祭典を行われ、「お告文(つげぶみ=祝詞)」を奏上する大祭、掌典長が
祭典を行い、陛下は拝礼される小祭、その他の祭儀の三つにわけられます。
それぞれどのような祭儀があるか、またとりわけ重要な祭儀について簡単に
触れておきましょう。
まず、大祭は元始祭(げんしさい=1月3日)、
昭和天皇祭(先帝祭=1月7日)春季皇霊祭・春季神殿祭(春分の日)、
神武天皇祭(4月3日)、秋季皇霊祭・秋季神殿祭(秋分の日)、
神嘗祭(かんなめさい=10月17日)、新嘗祭(11月23日)です。
『古事記』雄略天皇条にすでにその伝承を示す歌が見いだせる新嘗祭は、
大祭の中で唯一古代から受け継がれた重要な宮中祭祀です。また、毎年営まれる新嘗祭に
対して天皇のご即位に際して行われる大嘗祭は「毎世(まいせい)の大嘗」と呼ばれる皇室の
最も大切な重儀です。
小祭は歳旦祭(さいたんさい=1月1日)、孝明天皇例祭(1月30日)、祈年祭(2月17日)、
香淳皇后例祭(6月16日)、明治天皇例祭(7月30日)、賢所御神楽(12月上旬)、
天長祭(12月23日)、大正天皇例祭(12月25日)です。祈年祭は
「としごいのまつり」とも読み、農作業の開始を祝い、豊作を祈るお祭りとして、
新嘗祭と対になっています。
他に四方拝(1月1日)、奏事始(そうじはじめ=1月4日)、鎮魂祭(11月2日)、
節折・大祓(よおり・おおはらえ=6月30日と12月31日)、除夜祭(12月31日)、毎朝御代拝、
旬祭(毎月1日、11日、21日)、歴代天皇式年祭、さらに恒例の祭典以外に、ご結婚、
ご誕生などに関して、臨時の祭典が行われることもあります。このうち、
四方拝は元日の未明、天皇陛下が伊勢の神宮をはじめ四方の神々および山陵をご遥拝になり、
この年の五穀豊穣と国家、国民の安寧を祈られます。天皇がお一人で行う、
御代行できない重大な儀式です。
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