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東京都の石原慎太郎知事(79)が29日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、連携を目指す
大阪市の橋下徹市長について問われて「(市職員の)組合相手に悪戦苦闘するだろう。彼の立場はなかなか
厳しいが、私は一生懸命応援している」と激励した。国政進出は市政改革次第との見方をする一方で、
橋下氏にすり寄る中央政界の既成政党を「彼は相手にしていない」と指摘。外国メディアも注目する橋下氏
とのパイプを、アピールした。
石原氏は、都が尖閣諸島購入を決めた背景を中心にまず1時間近く講演。その後の質疑で最初に出た質問が、
橋下氏に対する評価を問うものだった。発言が、国政にも影響を及ぼす橋下氏と石原氏の関係に、
外国メディアも注目しているようだ。石原氏は、すかさず「橋下君は非常に賢明な人物。自分の置かれた
政治的なシチュエーション(立場)を冷静に厳しく分析し自覚している」と、評した。
「彼は苦しいがあえて(市長に)挑んだ。大阪市政はメチャクチャ。市職員組合で、1年に(傷害など)
10人以上の刑事犯が出ている。こんな組合を持つ国は、どこにもない」と、不祥事が相次ぐ大阪市の現状
を指摘。「そんな組合を相手に、彼は悪戦苦闘するだろうが、それをやらないとそこ(大阪市)から出られ
ないし、国政にも出られない」と述べ、市政改革にケリをつけるよう促した。
また、「市長になった以上、命懸けでやらないと、政治家の公約を果たせない。なかなか彼の
シチュエーションは苦しいと思うが、私は一生懸命応援している」と、エールを送った。
「国政にも出られない」と発言する一方、橋下氏と連携した新党を模索するだけに、国政がらみの話に
触れないわけがない。「みんなの党がしきりにアプローチしているが、彼は全然相手にしてませんな。うちの
息子(石原伸晃・自民党幹事長)とも仲がいい。自民党はどうか知らないが」と、橋下氏の意向を“代弁”。
「国会議員は取り込もうとしているが、彼はそんなにばかじゃない」と、既成政党の動きをけん制した。
(>>2-に続く)
▽日刊スポーツ
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