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大気中のセシウム、40日周期で増加…原因不明
2012年5月29日
福島県内の大気中の放射性セシウム降下量と濃度が約40日周期で高くなる傾向があることが、
福島大の渡辺明教授(気象学)の調査でわかった。
茨城県つくば市で29日に開かれた日本気象学会春季大会で発表された。渡辺教授は「放射性
物質がもともと大気中を固まりで動いているのか、大気の運動として放射性物質が固まる仕組みが
あるのかなど、現時点ではわからない」としている。
渡辺教授は、福島県が昨年3月から今年4月まで、原子力センター福島支所(福島市方木田)で
計測した放射性セシウム降下量のデータについて解析した。
その結果、時間の経過とともに数値自体は下がっているが、東京電力福島第一原発からの風向き
などにかかわらず、平均値より高い数値がほぼ40日ごとに規則的に見られた。特に今年1月以降
は傾向が顕著だったという。
▽読売オンライン
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