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お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さんの母親による生活保護受給騒動で、河本さんの実名を挙げて批判した
自民党の片山さつき参院議員に対して、「わざわざ名指しする必要があったのか」という批判の声も出ている。
インターネット上では、片山議員が河本さんを「個人攻撃」したという「行為」に抗議の意思を示すため、
「新聞に意見広告を出そう」との動きも起きている。
「制度を改正するために個人を攻撃する必要はありません!」
このような趣意を記したブログが2012年5月29日付で立ちあがった。
大手紙にこの趣旨で意見広告を出すために寄付を募っており、呼びかけ人は「シビルアクションジャパン」となっている。
仕掛け人は「noiehoie」を名乗る人物だ。発案のきっかけは、片山議員がブログで、
河本さんの実名を出して母親の生活保護「不正受給疑惑」を論じたことだという。
片山議員本人の「つるしあげ」が目的ではなく、議員という立場で「個人攻撃」したことへの非難だ。
そもそものはじまりは、5月27日にツイッターで、
「金さえあったら、新聞に、『片山先生、貴方は間違っています』『河本さんは悪くない』『健康で文化的な最低限の生活とはなんだろう』
『制度改正のために、個人を批判する必要はありません』という、意見広告出したろうかなと思う。賛同者いる?」
とのつぶやき。それから事態は一気に動いた。2日ほどで専用ブログを立ち上げ、趣意文や「意見広告プロジェクト」の概要説明を載せた。
そこには、片山議員や河本さんの個人名はない。しかし、「わたしたちは、この国の主権者として、
その時々に問題となる制度不備を『個人批判』によって改正していくやり方には賛成できません」と主張。
生活保護制度をはじめとする社会制度の不備については、「一般市民の目線に立ち」、その見直しが「冷静な論調でなされるべき」としている。
意見広告は全国紙の一面広告として掲載すると想定、広告料金と諸経費を含めて、募金の目標額を5000万円と定めた。
金額が満たなかったり、逆に余剰金が発生したりした場合は、その全額を社会福祉協議会に寄付するという。
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