12/05/29 21:25:07.95 MeN9aOfn0
>>1
この件については、批判せざるをえない。
まず、これを「パフォーマンス」だけだと思っている人について、それは考えが足りないと思う。
まぁ、手法自体もかなり酷いので、その部分についての批判も当然だと思うが。
この件の最大の問題は、河本騒動を通して世論や国会が誘導がされていること。
扶養義務の強化や、保護費の削減などの方向に向かっているようだが、
そういうものが強化されると、それこそ、助けが必要な人及び、その周囲の人が困ることになる。
保護を受けなければいけない人が拒否されるのも、「親族がいるだろう」という理由が多いわけだし。
なにより、扶養義務者と行政、扶養義務者同士のトラブル、扶養義務者と要保護者のトラブル多発が予想される。
公的扶助を個人(親族)に付け替えても、見かけ上の予算は減るかもしれないが、
国民内の負担は変わらないし、要保護者がいる一族といない一族の間で不公平にもなる。
あと、現状だって、支援したくない家族については拒否している人が多いのだから、
扶養義務は廃止したほうがメリットが大きいと思う。
「(本物の)不正受給」は現行の法律で対処でき、法律のほうは問題ない。
人手が足りないので見逃しはあるだろうが、 扶養義務を強化したら、そっちのほうが、問題解決にリソースが割かれるよ。
河本の騒動については、「金持ちの親族が受給を受けやがって」ってことだったと思うが、
そのへん、日本人の悪い面(実は嫉妬深く、上の人の足を引っ張りたい人間が多い)がうまく利用されたね。
公的扶助は、プラスの方向に改革しなければならない。 少しの資産を認めるとかしたほうが自立が早まる場合もあるし、
経済政策とともに低所得者への少額補助を充実させるなど、それこそが「改革」だ。
「片山さんすばらしい」とか今言っている人も、後々、自分に扶養問題がふりかかってくるかもしれないぞ。
ちゃんと物を考えて、賢くなってほしいと思う。