12/05/27 13:09:55.95 zy4r6XbsO
>>388
■「アメリカはフードスタンプだから、日本も現金給付にしろ」と言う人かいるが…
ホント、ウンザリするほど、よくある勘違い。いい加減にして欲しい。
フードスタンプは、日本で言う「生活保護(扶助)」ではなく、社会保障3分類「社会保険」→「社会福祉」→「扶助」のうち、「社会福祉」に当たるもの。
日本で言う所の生活保護(扶助)は、フードスタンプとは別にある。
フードスタンプは、困窮家庭一時扶助(TANF)、補足的保障所得(SSI)、メディケイド(Medicaid)など、『約80もの』給付プログラム(広義の生活保護=日本で言う生活保護+社会福祉)の一つでしかない。
◆日本の社会保障の大まかな分類
「社会保険」→「社会福祉」→「扶助」
▽『日本の社会保障の特徴…「社会保険」と「扶助」にウエイトが偏重し、「社会福祉」の層がスカスカ。理由は、本人にその起因と責任があるとする自己責任思想から』
▽扶助…「最後の砦」。憲法第25条が保障する権利に基づき施行されている、生活保護法
▽社会保険…「保険料と税によって運営」。日本では、年金・国保・介護保険などがこれに該当
社会保険は、会員制クラブのようなもの。保険料を支払えなくなったら、そこからは落ちてしまう。
▽社会福祉…クッション。トランポリンみたいに「落ちた人を労働市場に戻す」機能
ここがスカスカだと、「社会保険」から排除された際に、一気に「扶助=生活保護」まで滑落してしまう。
なぜ「非正規の、社会保険や雇用保険の加入条件緩和、厚生年金化が必要」なのか解る。
『また、生活保護から抜けたり入れないと、いきなり「自立」を求められ、その「自立」が「自爆(死)」を生むと解る』。