12/05/27 11:56:48.98 zy4r6XbsO
>>267
★《命の重さを、印象論で語ってはならない》
生活保護の「不正受給」、実際は金額0.33%、世帯1.54%…メディアや政治家の「受給者バッシング」に踊らされ、《底辺への競争》をしている
◆生活保護制度の現状等について[厚生労働省 2011/05/10公開] URLリンク(www.mhlw.go.jp)
▽不正受給世帯…わずか1.54%
『つまり、適正利用世帯…98.46%』。
▽2009年度の生活保護総額(事業費ベース)…約3兆円 ▽そのうち「不正受給」…約100億円(1万9726件)
『つまり、不正受給額の割合…わずか0.33%』。
■「不正受給が多い」というのは、メディアや政治家によって作られたイメージ
『「不正受給が横行している」という言い方は、どこまでも「印象」の水準にとどまる』。
建設的議論には、センセーショナルな事例を切り取る「報道」に振り回されるのではなく、むしろその「中身の精査」にこそ、関心を向けた方が良い。
マスコミでの「不正受給」報道などから、もっと多いと思っていた人は少なくないと思うが、現実は、不正受給世帯は少ないし、金額に直せばさらに少ない。
もちろん、不正受給は問題だが、たった1.5%の人のせいで、205万人の生存権が切り崩されるようなことは、あってはならない。
さらに、稼働収入の無申告や過少申告があった場合、行政の福祉事務所は、課税調査の照会などによって、それを把握している。
■『そもそも、生活保護の問題の中で、不正受給の問題が中心課題なのか?』
◆生活保護捕捉率(受けられるべき人が、どれだけ受けているか)[政府 2010年発表]
▽総世帯に占める生活保護基準以下の所得の世帯(保護受給世帯を含む)…14.7% ▽所得要件だけ…15.3% ▽資産要件も考慮…32.1%
一方、
◆生活保護の不正受給
▽金額…0.33% ▽世帯…1.54%
つまり、「生活保護の不正受給」は少数の問題。もちろん不正受給は、個別に問題を解決すべきだ。
『だが、「捕捉率の低さ」は「国民の権利、そして命に」関わる重大な問題だ』。
『不正受給は、後から利息付きで取り返せばいいが、死人は帰らないから、自民党政策の水際作戦の方が問題だ』。