12/05/26 10:03:08.12 gu5+kCiu0
ほんの数年前だが、2007年におにぎりが食べたいと書き残して餓死をしてしまった男性が居た。
その後、いわゆる「水際作戦」によって、始めから生活保護を受け取らせないよう、一部の自治体が
行っていた措置が問題視されるようになった。
具体的には申請に来た人に対して、就職活動を頑張れと言って追い返し、申請書すら渡さない、
といったやり方だ(上記の餓死した男性のケースでは、病気で働けない状況にもかかわらず、
「もう働けるでしょう」と実質的に援助を打ち切られたようだ)。
おそらく今の「時代の空気」からすると、上記の対応は当然のものと見えるかもしれない。
だが、当時餓死者が出ていたことによって、この対応は非人道的だとして大変な非難を浴びた。
これはテレビでも何度か放送されたテーマで、申請者が窓口で追い返される映像や、
その後弁護士を伴って再度申請に赴き、申請書を渡そうとしない窓口の担当者に対して弁護士が、
「あなたは一体何の権利があって申請書すら渡さないのか? 何の法律に基づいて行動しているのか?
本当に渡さないのなら今から厚生労働省の担当者に電話してこの対応は適切なものか確認するがよろしいか?」
・・・と非常に強い口調で担当者を非難する映像まで流れていた
実際に弁護士が電話をしている映像も流れて、「その後この申請者は無事生活保護をもらえる事になった」
といったようなテロップが流れたのも記憶している。マスコミの公務員叩きの流れの一環だったので、
「悪い公務員vs正義の弁護士+生活保護申請をする弱者」という、テレビ的にはある意味で大変わかりやすい構図の映像だった。