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★入れ墨騒動を巡り 橋下維新の会 内部分裂
大阪市の橋下徹市長(42)が率いる「大阪維新の会」が、職員の入れ墨騒動で亀裂だ。橋下は「(ファッションでタトゥーを入れている)レディー・ガガが大阪市職員になるなら、断る」とヒートアップするばかりだが、
維新の会のメンバーからも「やりすぎ」という批判が噴出しているのだ。
「全職員の入れ墨調査は職務と直接関係ない。私ならやらない」
記者会見などで公然と橋下を批判しているのは、堺市の竹山修身市長(61)だ。竹山は元大阪府職員で人事課長などを歴任。09年9月の堺市長選で維新の会の全面支援を受け、民主・自民・公明・社民の4党が相乗りした
現職候補を破り、初当選を果たした。
竹山にとって橋下は恩人で維新の会の同士だ。身内同然の仲間が入れ墨問題で公然と橋下に反旗を翻したのだ。
(中略)
今回の騒動は、橋下の支持層にも影響を及ぼしている。入れ墨をしていた職員110人のうち、環境局が73人を占め、全員がごみ収集を担当する「現業職員」だった。
「府知事時代の橋下氏は、府幹部の天下り団体や教育委員会の改革には熱心でしたが、現業職員をやり玉に挙げることはなかった。そのため、現業職員たちは“橋下サンは俺たちの味方”と思い込んでいた。支持層には現業職員や
その親族も多かったのです。ところが、市長に転じると、『市営バス運転手は高給すぎ。民間並みに削減する』『市営地下鉄駅で喫煙の職員は免職だ』と、現業職員を目の敵にし始めた。彼らにすれば裏切られた思いで、今回の入れ墨
騒動が決定打です。橋下離れは進むばかりです」(別の大阪府政関係者)
今回の騒動で大阪市には「入れ墨で免職はヒドイ」「入れ墨を背負った人の更生の妨げにもなる」という抗議が殺到。さすがの橋下も「誰からの電話にも出ようとせず、気がめいっているようだ」(知人)という声が聞こえてくる。
身内の離反と支持層の消滅というダブルパンチ。入れ墨問題は、開けてはいけない「パンドラの箱」だったのか。
(日刊ゲンダイ2012年5月19日掲載)
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