12/05/22 01:13:09.00 0 BE:2037101478-PLT(12066)
大阪市西区のマンションで10年7月、餓死した3歳と1歳の姉弟が見つかった事件で、大阪地裁は3月16日、
殺人罪に問われた母親の下村早苗被告(25)に有期刑で最長の懲役30年(求刑・無期懲役)を言い渡した。
この判決から5日後、同地裁は1歳の娘を暴行し死なせたとして傷害致死罪に問われた両親に求刑(懲役10年)を上回る懲役15年を言い渡した。
虐待事件の続発に「厳罰」を求める声は今も強まっている。だが、社会の責任に目をつぶり「未熟な親」に厳罰を科すだけで虐待は抑止できないと訴えたい。
◇厳罰だけで虐待抑止は困難
私は下村被告と同じシングルマザーで、事件発覚当時、我が子は4歳と2歳。人ごとではないような気持ちで事件の行方を追ってきた。
飢えと暑さに苦しむ子供を50日間もゴミが散乱する部屋に置き去りにし、男と遊び歩く母親??。
判決は離婚後に孤立を深めた下村被告の境遇を一部考慮したものの「犯行態様が残酷」と指摘、結果の重大性と虐待事件の予防の観点を重視した。
下村被告は判決を不服として控訴した。
事件が報道された時、周囲のシングルマザーからは、下村被告が供述したとされる「全てから逃げたかった」という気持ちは分かる、との声を多く聞いた。
母子家庭の置かれる状況は過酷だ。8割の母親が働いているが、年収は全世帯平均の4割以下。
実家の手厚い協力を得られ、経済的基盤もある私ですら、漠然とした不安で眠れない夜もある。
生きるために風俗店で働き、オムツも取れない幼子2人に一人で向き合った下村被告の心情を察してしまう。(>>2-5へ続く)
毎日新聞 2012年05月22日 00時12分
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