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★“１か月自宅以外禁酒”市長が要請
福岡市では、酒を飲んだ職員による飲酒運転や傷害事件などが相次いでいて、高島市長は２１日から１か月間、
職員は自宅以外で酒を飲まないよう禁酒を要請しました。
福岡市では、ことし２月に酒に酔った状態で盗んだ車を運転した消防局の救急隊員が逮捕されて懲戒免職になり、
今月１８日には酒を飲んでタクシーの運転手に暴行を加えた疑いや、同僚を殴ってけがをさせた
傷害の疑いで職員２人が逮捕されました。
飲酒による不祥事が相次いでいることを受けて、高島市長は２１日午前、臨時の幹部会を招集し、
不祥事を起こした職員への処分の在り方を見直す方針を示したうえで、２１日から１か月間は自宅以外で
酒を飲まないよう職員全員に禁酒を要請することを指示しました。
このあと、高島市長は今月１８日に暴行の疑いで逮捕された職員が所属する港湾局を訪れ、職員たちに直接、
「きょうから１か月間を酒との向き合い方を考える意識改革の期間にしてほしい」と訓示しました。
市長の禁酒要請に強制力はありませんが、市は要請を守らずに不祥事を起こした職員には厳正に対処する方針です。
高島市長は記者団に対し、「万が一、飲酒をしていたことが分かれば厳しい対応で臨む。批判もあると思うが、
非常事態を受けて手を打たないほうが責任放棄だと思うし、心ある職員はその意図や非常時における
責任を感じてもらえると信じている」と述べました。
２１日から１か月間、自宅以外での禁酒を要請された福岡市の職員からは「しかたがない」といった声が聞かれました。
このうち港湾局の２６歳の男性職員は「息を抜く機会がなくなるのは正直、残念だがしかたがない。
自宅でも１か月間は飲まないようにしたいし、誘われれば断りたい」と話していました。
同じく港湾局の３４歳の男性職員は「やむをえないと思う。酒は好きだが、楽しく飲めないと自分にとっても
周りにとってもいいお酒にならないので、今まで以上に意識をして過ごしていきたい」と話していました。
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