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悪いことは重なる―。フジテレビが“インケツ”状態だ。
オダギリジョー主演のドラマ「家族のうた」が低視聴率で打ち切りが決まったかと思えば、
豊田社長が「うちのエース」と呼ぶ、伊藤利尋アナ(39)が“当て逃げ”。
16日、司会を務める「知りたがり!」で「事実を真摯に受け止め誠意をもって対応します」と語った。
「知りたがり!」はフジが12年ぶりに復活させた午後の生放送情報番組。
しかし、視聴率は2、3%台をうろうろ。ライバルの「ミヤネ屋」(日テレ系)に大きく水をあけられている。
月~金曜の帯番組でこの数字では年間視聴率への影響は甚大。日テレに置いていかれ、
4月4冠のテレビ朝日にも抜かれて3位転落が現実味を帯びてきます」(テレビ関係者)
フジテレビは04年から7年間、年間視聴率3冠(全日、ゴールデン、プライム)に君臨した。
しかし、11年は日テレに負けて首位陥落。巻き返し策の目玉が「知りたがり」だっただけに、関係者のショックは大きい。
負け戦に慣れていないから現場は実りのない会議の連続で右往左往。企画内容がよくても数字が悪いと
我慢できずにテコ入れの繰り返し。それがさらに数字を落とす悪循環です」(制作スタッフ)
完全地デジ化も足を引っ張った。
「『8チャンネル』はラテ欄で一番右端。目に留まりにくくなった。この影響はバカにできない。
『5』のテレ朝は中央に移動して伸びていますからね。さまざまなしがらみが邪魔して『笑っていいとも!』など
低迷する長寿番組を切ることができないのも痛手になっている」(フジテレビ関係者)
銃後の守り”も足を引っ張っているという。
「今の広報局長に代わってから、春と秋に催されていた記者懇親会が廃止になった。
現場のプロデューサーと、新聞や雑誌の記者が直接、話をする貴重な機会。経費削減が理由とされていますが、
廃止の影響はじわじわ効いていて、フジの番組を積極的に取り上げる媒体は系列の新聞ばかりになった。
懇親会がきっかけで新聞や雑誌とコラボしたPR企画が決まったりしているテレ朝と対照的です」(マスコミ関係者)
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