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韓国メディアは19日、電子が速く流れる特性を持ち「究極の素材」と呼ばれる炭素素材、グラフェンを使い、
従来の100倍以上の速さのデータ処理も可能になる半導体技術の開発に、同国の半導体・電子機器最大手
サムスン電子が成功したと伝えた。
サムスン側は、商品に使うまでには10年程度かかるとみているが、パソコンやスマートフォン(多機能携帯電話)の
性能の飛躍的な向上が期待できるという。新技術は米科学誌サイエンスの電子版で発表された。
グラフェンは、原子1個分の厚さで炭素が六角形のハチの巣状に並んだ極薄のシート状物質。作製に携わった
研究者が2010年のノーベル物理学賞を受賞している。
グラフェンは銅に匹敵するほど電気をよく通すため、通電と電気の遮断を繰り返す半導体への応用が難しいと
されていた。
サムスンの研究部署は、グラフェンをシリコンと結合させる技術を開発し、導電と絶縁の切り替えを可能にした。
ソース
中国新聞 URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)