12/05/18 10:26:46.80 0
米ヤフーのスコット・トンプソン最高経営責任者(CEO)が、学歴詐称問題で引責辞任した。
経営難が続く同社の主導権をめぐり、大株主のヘッジファンドと委任状争奪戦になりそうだったことも背景にあるが、
解せないのは問題になった学歴詐称の中身だ。
トンプソン氏は、大学で「コンピューター工学」と「会計学」の学士号を取ったと略歴に記していたが、
実際は「コンピューター工学」では取得していなかったことが確認されたのだという。
しかし、「会計学」では学士号を取っているわけで、大学卒業を偽っていたわけでもない。そんな大騒ぎすることなのか。
米国事情に詳しいジャーナリスト・堀田佳男氏はこう言う。
「米国は契約社会なので、学歴詐称という詐欺行為には厳格です。下手するとお縄になることもある。
ただ、米国ではエリートはほとんどが大学院まで進み修士号を取るので、最近は『学士号』の価値が下がっている。
一般社員であれば問題にならなかったでしょう。ヤフーのトップですから大ごとになったという側面もあります」
アメリカンドリームという言葉があるように、米国では学歴より実力がモノをいうようなイメージが強いが、現実はそうでもないらしい。
「一流企業の高給取りは高学歴でなければ話になりません。ロースクール(法科大学院)やMBA(経営学修士)が当たり前。
ニューヨークやボストンのトップクラスの大学では、卒業後5年以内に9割以上が大学院に進みます。米国は日本以上に学歴社会ですよ」(堀田佳男氏)
大卒で大手企業に就職できる日本は温室。米国人じゃなくてよかった?
URLリンク(news.infoseek.co.jp)