12/05/18 08:57:48.57 onZvzTXi0
>>515
日本が天下泰平で鎖国している間に欧州では産業革命や相次ぐ戦乱で軍備の近代化
が著しく進歩した結果、戦力は逆転し幕末には大筒でアームストロング砲と、
火縄銃で連発式小銃と渡り合う羽目になってしまった。
アヘン戦争を間近にして慌てた明治政府は植民地化の恐怖から一気に富国強兵政策を進め、
必至で外国文化を勉強した。このころ先進文化を謙虚に学んだ人材は皆非常に優秀だった。
この時代になると日本侵略を狙っていたのは帝政ロシアによる南下政策ぐらいなもので、
列強各国は議会政治が発達し、大航海時代の植民地政策から貿易政策へ転換しつつあった。
そのあたりの読み違いが急激な軍拡につながり列強の脅威となってしまった感は否めない。
そういったことが外交にも影響していき、ファシズムと誤解される要因になっていった。
微妙な状況にあって外交経験不足の我が国はついに誤解を解消することができなかった。