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スーパーで計766円の食料品を万引し、窃盗容疑で現行犯逮捕されたとして、懲戒免職処分を
受けた大阪府立高校の元教諭の女性が、処分は重すぎるとして府に取り消しを求めた訴訟で、
府が処分を取り消し、退職金相当額の約1800万円を支払うことで、大阪高裁で和解することが
16日、府教育委員会への取材で分かった。
女性は2008年10月、奈良県内のスーパーで焼き豚などを盗んだ疑いで現行犯逮捕された。
不起訴処分になったが、府教委は09年1月、当時の懲戒処分基準に従って免職処分とした。
女性は10年11月に処分取り消しを求めて大阪地裁に提訴し、12年1月の地裁判決で
「万引した金額に比べ、教員免許取り消しなど女性が受けた被害が大きい」として勝訴。
府は控訴したが、大阪高裁が今月7日、処分取り消しと退職金相当額の支払いを柱とする和解案を
提示していた。
府教委は16日に和解案を了承。担当者は取材に「控訴審でも敗訴の可能性が高く、和解案を
受諾した」と話した。
▽スポニチ
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