12/05/14 14:45:12.31 0
(>>1のつづき)
事故の1週間後、真樹さんは真相を少しでも知ろうと、現場を車で走った。「あの道を時速
50キロで走るなんて、普通の神経なら考えられない」と実感した。娘の命は戻らなくても、
少年が社会に戻る日はいつか訪れる。
「まだ真緒に優しい言葉をかけられない。語りかけるのは『真緒のかたき、絶対とったるからな』
ということばかり」
今、両親の救いは2人の姉妹。葬儀で泣き崩れる真樹さんに「パパ泣いたらあかんで。
一番悲しいの、真緒ちゃんやで」と言った妹の優奈さん(5)。同じ事故に巻き込まれた姉の
愛奈さん(8)も2週間後、進んで学校に通い始め、「学校、楽しい」と笑顔をみせてくれる。
それでも両親は事故を思い出すたび、胸が締め付けられる。真樹さんはいう。
「よく真緒から『USJ、旅行に行きたい』とねだられ、『またな』と受け流していた。ちゃんと
聞いてあげればよかったと思っても、もう遅いんですね」(以上)