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「日朝国交正常化をすすめる神奈川県民の会」(以下「神奈川県民の会」)が主催する第1回講演会が
11日、神奈川県民センターで行われ、各界層の日本市民と同胞ら約100人が参加した。
昨年9月17日に発足した「神奈川県民の会」は今回、初めて講演会を開催した。
初めに共同代表の一人である日本朝鮮学術教育交流協会の園部守事務局長があいさつに立ち、
同会の発足や講演会を開いた趣旨について報告した。
園部事務局長は、アジアの平和と安定を考えたとき、日朝関係において「制裁」や「排除」ではなく、
対話を糸口とした日朝国交正常化が必要だという考えを主として、同会が発足したと言及。その上で、
この問題をどのように解決していかなければならないのかを講演を通じてさらに考えを深めていきたいと
話した。また、「高校無償化」などの問題についても関心を持ってほしいと語った。
続いて、蓮池透さんが「拉致問題と日朝交渉」というテーマで講演した。
蓮池さんは、膠着状態にある日朝関係を打開するには、日本政府が一方的な経済制裁を加えるの
ではなく、日本側から同時行動をあらためて提起し、交渉にアプローチしていかなければならないと語った。
同会の共同代表である中央大学の伊藤成彦名誉教授は最後のあいさつで、日朝関係は両国の
過去の歴史が複雑に絡み合っていて、それを紐解くには日本の過去清算問題をしっかり解決しなければ
ならないと強調した。
また、日朝平壌宣言が締結されて10年目の今年、「講演会だけではなく歴史勉強会なども行い、
『神奈川県民の会』の活動の幅をさらに広げていきたい。そして、多方面で市民交流を深め、日朝間の
信頼関係を築き上げていきたい」と力強く語った。
第2回講演会は9月に行われる予定だ。
ソース 朝鮮新報 2012年5月14日
URLリンク(chosonsinbo.com)