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★出荷自粛の要請相次ぐ 旬の山菜ピンチ
写真 産直施設の棚には、「測定済」のシールが貼られた栽培物の行者ニンニクしかなかった(9日、花巻市東和町安俵・産直「あおぞら」で)
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山菜シーズンが到来したが、県内各地の山菜から規制値(1キロ当たり100ベクレル)を超える
放射性セシウムが検出され、県が自治体に出荷と採取の自粛を要請するケースが相次いでいる。
県は11日にも、盛岡市のコシアブラと一関市のゼンマイ、タラの芽の出荷と採取の自粛を両市に要請。旬の山菜がピンチを迎えている。
11日、盛岡市内の直売所。「放射能検査を随時実施している」の貼り紙がされる中、
タラの芽などの新鮮な山菜が並び、市民が買い求める。しかし、コシアブラはなかった。
店員によると、組合員が出荷を見合わせているためだという。近くの主婦(78)は「山菜は短い期間しか食べないから、
他の食品と一律に定められている規制値に神経質にならなくてもいいのでは」と冷静に受け止めている。
花巻市東和町安俵の産直「あおぞら」には例年、周辺の山で採れた多彩な山菜が棚に山積みされている。
しかし今春は、棚はがら空き。9日は、「放射性セシウム測定済」のシールが貼られた栽培物の行者ニンニクだけだった。
東和産直友の会の菅野勝敏組合長は「県の通達で、検査しなければ販売できないが、検査には時間がかかるし、
結果が出るまで待っていたら、山菜がしなびて売れなくなる」と嘆く。
市民が持ち込む食品の放射性物質の簡易検査を行う花巻市には大型連休明けから、山菜を持ち込む人が急増し、
1週間待ちの状況だ。「自分で採った山菜を食べても大丈夫か」という問い合わせの電話も多い。
県が8日、同市産のコゴミとコシアブラから規制値を超す放射性セシウムを検出したと発表後、
市防災危機管理課はホームページなどで、「野生の山菜の取り扱いを注意して」と呼びかけている。(続く)
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