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福島第一原子力発電所の事故で経営が悪化している東京電力は、
ことしの夏のボーナスの支給を見送ることを決めました。
東京電力は、火力発電の燃料費の負担増加などで、経営が
急速に悪化しており、経費削減の一環として、ことしの夏の
ボーナスの支給見送りについて、組合側と交渉していました。
東京電力によりますと、これについて10日、組合側が、夏のボーナスの
支給見送りを受け入れることで、交渉が妥結したということです。
東京電力は、原発事故のあと、去年の夏と冬のボーナスについては、
前の年よりも50%カットしたうえで支給していましたが、
支給を見送るのは初めてだと言うことです。
東京電力は、11日にも家庭向けなどの料金を10%余り
値上げすることを政府に申請する方針で、支給見送りで、
経費削減を進める姿勢を示すという判断があるものとみられます。
5月10日 22時47分
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