12/05/10 19:16:36.02 0
(>>1のつづき)
ここが橋下市長の面白いところであるが、本人がいうように「しつこい」ので、囲み取材も
徹底的に時間を使う。人との議論・やりとり自体が好きなのだろう。しかも筋書きなしの
ガチンコでもまったく動じないし、そうした実戦を通じて構想を構築していくタイプだ。弁護士
ならではの持ち味だろう。
さらに、興味深いのは公開性だ。記者会見をユーチューブですべて公開し、「可視化」を
行っている。実際の行政でも関係部署の議論は「可視化」して公開している。こうなると、
議論の結果はおのずと見えてくる。もし、今回の件でも、ユーチューブがなく、同席した記者
からの情報発信だけであれば、記者仲間の配慮から、ここまで記者の質問内容が酷い
ことは書かれないだろう。
橋下市長の「可視化」によって、MBS記者の不勉強ぶりが晒されてしまった。動画では、
できれば、橋下市長の映像だけでなく、橋下市長の後ろ側からの映像もとって、誰が質問
したかがわかるとなおいいだろう。
MBSでは番組を見て欲しいと商売気を出しているが、記者会見自体が可視化されて
面白い情報になっており、それよりつまらない番組だと、既存メディアとしての評判を
下げてしまう可能性もある。
いずれにしても、可視化は今後の社会で興味深いツールになる。今の新聞・テレビは
消費税増税一色で面白くない。その背景として、国税の税務調査が新聞・テレビに入り、
無言の圧力になっているという噂もある。その真偽は明らかでないが、税務調査は職場に
調査官が来るわけなので、その一部始終を可視化するのは、自分たちの職場内での
行為なので誰にも邪魔される筋合いでない。
メディアなのだから、ユーチューブに出さずに、自らの媒体で可視化して報道したら
どうだろうか。きっと面白いことになるとともに、税務当局としても、いわれなき「圧力」への
反論材料になるだろう。(以上)