12/05/10 16:23:30.84 ttjIniWb0
半減期1900京年のビスマスは、2003年まで放射性物質だと認識されてなかったらしいな。
放射性崩壊 - Wikipedia
半減期
核種ごとに一定時間内において崩壊する確率が異なる。
極端に長い半減期を持つ核種が存在する。インジウムの半減期は441兆年、サマリウムでは2,000兆年である。
質量数209のビスマスは、2003年まではもっとも重い放射能を持たない核種として知られていたが、
これは1,900京年に及ぶ半減期の放射性核種であると認められた。
これらの極端に長い半減期を持つ核種は学術上、放射性物質に分類されるが、実質的には安定したものと考えて差し支えない。
半減期の短い核種は、どんどん崩壊していき放射能を失っていくが、短時間に多量の放射線を放つため直接的な被曝の危険度が高い。
半減期の長い核種は、少しずつしか放射線を放たないので一時的に被曝する放射線量は小さいが、いつまでも放射線を放ちつづけるため長期的な問題を抱えることになる。
かつては、半減期数万年の核種を数万年保管せねばならない事が、原子力発電のネックであった。
しかし、最近、長半減期物質を分離して、加速器駆動未臨界炉において中性子を照射して、
自然崩壊ではなく、核分裂させて、短半減期核種に変換できる見通しが立てられた。
これにより500年以下の保管で天然ウラン鉱石以下の放射線に低下させて廃棄が可能になるとして開発がすすめられている。